続・姿勢について考えてみよう!
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2020/09/08
ブログ
真剣にトレーニングされている方や管理意識が高い人なら、普段、体重や体脂肪率、摂取カロリーやたんぱく質量などの数字を、習慣的に計ったり、またそれらを把握しながらフィットネスライフを送っている人は多いと思います。
私は、上記のような数字には(意外にも)無頓着だったりしますが、「姿勢に及ぼす時間の影響」は、数値化して考えてみると、その重要性が非常にわかりやすいと思い今回は、姿勢の重要性について数字を使って簡潔に説明していきたいと思います。
1週間は168時間あります。寝てる時間を除いたとしても、約120時間は前回述べたように何らかのポーズをとっている時間になります。
この120時間が、良い姿勢の120時間なのか、悪い姿勢の120時間なのか、それが問題だ、って言う話です。
良い姿勢、悪い姿勢とは何か、と言う細かい話は別の機会にするとして、良い姿勢の120時間なら全ての行為が良い姿勢で行われるので、見た目も美しく、あらゆるパフォーマンスが高い次元で発揮しやすい状態になりえます。
反対に、悪い姿勢の120時間なら、もうお分かりの通り、すべての行為が悪い姿勢で行われるため、見た目は良いとは言えず、すべてのパフォーマンスが発揮しにくいだけでなく、怪我のリスクも高くなるといえます。
特に、高負荷の筋トレなど強度の高いトレーニングであるほど、体にかかる負荷が大きい分、より体の歪みや関節への負担、筋肉の硬直などを強く招いてしまう可能性が高くなってしまいます。
きれいな体やかっこいい体になりたくて、週3回1回1時間みっちり筋トレやランニングなどの運動を、ジムに行って真面目にトレーニングしたとします。
これを習慣化させるのは、かなりの人にとって、とても大変なことです。
(因みにトレーニングに費やしている時間は、1週間起きている120時間のうちたった3時間、40分の1の時間です。)
そして運動後、満足した顔で元の猫背の姿勢で帰っていくのです•••
もうお分かりいただけたでしょうか。行動が目的と一致していないことに。
しかし、このように目的に対して、かける橋を間違えて進んでしまっている人は意外に多いです。
残念ながら、悪い姿勢の120時間でどんなに大変な運動をしても、良い姿勢の120時間の行動には到底及びません。これは「効率が半端なく悪い」以前の問題で、進む方向自体を変えてしまっているからです。
美しい体は、筋肉をつけるどうこうの前に、家づくりと同じで、基礎や土台そして骨組み、と言うように、足元から頭の先までの姿勢が、身体づくりに当たって先づ完成させるべきものなのです。
先ほどの猫背の人は、中上階辺りが傾いてる家と同じ状態(怖)なので、当然まず土台である足元から姿勢を見直さなければなりません。
パーソナルトレーニングでは、このような方を、良い姿勢に導いていきながら、魅せる動ける身体作りを実施していきます。
せっかく時間とお金をかけてつくったこの3時間は、良い姿勢で行うことができれば、体にも心にも、より有意義な時間にさせることができるはずです。